2007年10月2日火曜日

審美歯科関連用語

笑気ガス(しょうきがす)

笑気ガスとは、「亜酸化窒素」とも呼ばれる微かに甘味のあるガスです。
鎮静作用や弱い麻酔作用があり、吸い込むと顔の筋肉が弛緩し、笑っているように見えるところから「笑気」と呼ばれています。
多くの歯科で使われている他、最近は無痛分娩にも使われています。

笑気ガスはどのような人に有効であるかということですが。

疼痛性ショック(ちょっとの痛みでも失神する)を起こしやすい人。
過呼吸症候群(怖さにあまり、息が荒くなり、はーはーしすぎて失神する)を起こしやすい人。
高血圧症の人(普通の麻酔が使えないレベルの人、普通の麻酔を打つと血圧が上がるため)
狭心症の人(普通の麻酔が使えないレベルの人)
咽頭反射、嘔吐反射のひどい人(すぐ、オェッ!となる人)
緊張するとフリーズしてしまう人。(カチカチの棒みたいになってしまう人)
長時間の歯科治療が必要な場合。など。


ただし、肺に問題がある人(気胸や、イレウス)は絶対に出来ません。肺の中にある、病的な空洞が拡張する可能性があります。
また、安全であるとはいえ、喘息の方や呼吸器系に問題のある人は避けたほうがよいと思います。

0 件のコメント: