2007年10月2日火曜日

セラミッククラウンとは

セラミッククラウン法とは、歯の全体を削りセラミックのかぶせもの(クラウン)をすることで歯並びをよく見せる歯の矯正方法のひとつです。

ホワイトニングやラミネートベニアでも白い歯にならない歯や、ムシ歯などに侵された歯の外側を削り、そこに人工材料で作ったクラウンをかぶせて歯の治療(処置)をする方法です。

歯の色や形、歯並びなどの審美的要素をトータルに改善することができるとして、審美歯科でよく行われる歯科技術になります。

・セラミッククラウンの種類
クラウンは大別すると4種に分けられます。
・全て金属でできたクラウン、
・全てセラミックでできたクラウン(オールセラミック・クラウン)、
・内側が金属でできたクラウン(メタルボンド・クラウン)、
・裏側が金属でできたクラウンがあります。

金属製のクラウンには、いわゆる「銀歯」の他に、金合金、白金加金合金によるクラウン(ゴールドクラウン、金歯)があります。
 
 銀歯の場合は、金属なので強度が強く、強い力がかかる部位にでも使用でき、治療費が安価です。 しかし、金属の見た目の問題と、時間が経つと金属中の成分が溶け出して、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高いという欠点があります。
 金のクラウンの場合は、金属の見た目の問題はありますが、適合が良く、ほとんど錆びることはありません。金属アレルギーも起しにくく、虫歯の再発の可能性も低い、優れた冠ですが、貴金属を使用しているため、治療費が高額になります。


オールセラミックとは、金属を一切使わずに、セラミックだけで行う治療のことです。オールセラミック・クラウンは、メタルボンド・クラウンと比べて、内部に金属を使用しないため、より透過性が高く、セラミック歯ならではの透明感のある美しさが生かされます。

メタルボンド・クラウンとは、中身は金属で、外から見える部分にセラミックをつけたクラウンのことです。見た目がきれいで変色せず、強度も強いので、よく選択される治療法です。
内側に銀歯の材料を使用すると、歯ぐきとの境が黒ずんでくる、金属アレルギーを起こしやすいといった問題が生じるおそれがあるので、中に使用する金属は、純金、金合金、白金加金合金などの、耐久性が高く、錆びない貴金属を使用するほうが、健康のためにプラスになります。

歯の裏側が金属になっている、前歯用のクラウンがあります。
そのタイプのクラウンの多くは、銀合金の冠の前側に、レジン(歯科用プラスチック)を貼ったもので、長期使用においては、レジンの劣化による変色、黄ばみが生じます。また使用される合金の特性として、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高くなっています。

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