2007年9月28日金曜日

オフィスホワイトニング













オフィスホワイトニングとは、歯科医院で漂泊用の溶液(35%程度の過酸化水素水)を歯に塗り、強い光(プラズマアークやレーザー)をあてて白くする方法です。

-オフィスホワイトニングの治療の流れ-
歯科医院でお口の中の診査を行います。

もし虫歯の治療等の必要があれば、まず最初に治療を行います。
(もちろん、治療の必要がなければ行いません。)

プロフェッショナルティースクリーニング
(ブラッシングでは取れないような歯の汚れや歯石を除去します。)

オフィスホワイトニング
(専用の液を歯に塗りホワイトニング用のライトで強い光をあてます。
1~2時間かかりますが、チェア-の上でリラックスして
いるだけで輝くような白い歯になります。)

もし、虫歯等の歯に関する病気がなければ、
通常その日にオフィスホワイトニングが行えます。





ホワイトニングの原理
ホワイトニングはペルオキサイド(オキシドール=消毒薬)を歯に塗り、光やレーザー、プラズ
マなどを当てて活性化させます。このペルオキサイドは活性化すると有機質中に含まれる色素
を分解して無色化する作用があります。例えばにんじんなどに含まれるベータカロチンにこの
ペルオキサイドを作用させると色が白くなってきます。ただし、物質が溶けるわけではなく色が
変わるだけですのでこれによって歯を傷つけることなく歯の色を白くできるのです。また実際に
は歯を''白くする''というよりは''明るくする''が正しいのです。歯は明るさ(明度)を上げることに
より白く見えます。歯のホワイトニングはペルオキサイドによりエナメル質に含まれる有機成分
の色素を分解して明るさを上げて白くしていくため、自然な感じで白くしていくことができるので
す。効果的にホワイトニングを行なうためには'触媒'が必要です。普通はハロゲンライト、レー
ザー、プラズマなどを使用します。この光の触媒によりペルオキサイドの活性速度が速まりホ
ワイトニングをより効果的にまたスピーディに行なうことができます。


ーホワイトニングできる人、できない人ー
ホワイトニングは誰でもできるのですか? こんな質問をよく受けます。ホワイトニングは誰でも
できるというものではありません。何でもかんでも白く出来ると言うものではありません。

 ここでホワイトニングに適しているかどうかを一緒にチェックしてみましょう。

● 自分の歯でない人
ホワイトニングには自分の歯であることが大前提。入れ歯や差し歯、セラミックの歯などの人
工の歯は白くすることができません。これらはその歯自体を取り替える必要があります。

● 歯に詰め物がある場合
詰め物をホワイトニングで白くすることは出来ません。また白くしたい歯が治療中の場合は治
療が終わってからホワイトニングを行います。

● しみる歯がある場合
知覚過敏(冷たいもので歯がしみるなど)や虫歯、歯周病がある場合、おおきなひびがある歯
などはホワイトニングをすることにより痛みが出ることがありますので、初めのカウンセリング
時にホワイトニングが可能かどうかをスタッフが判断します。

● 虫歯や歯周病がある場合
大きな虫歯や歯周病がある場合は治療した後にホワイトニングを受けることをおすすめしま
す。

● 小 児
歯の成熟度にも個人差がありますので子供はみんなができないわけではないのですが、年齢
が低ければ低いほど注意が必要です。14歳以下の人は歯の状態を見てホワイトニングの強さ
を調節しながら行う必要があります。

● 歯の色がとても濃い人
歯の色もホワイトニングの効果を左右します。一般的に色の濃い歯より薄い歯のほうが効果
が高く、また黄色系の色のほうが灰色や濃い茶色の歯よりも効果が高い傾向にあります。歯
ができてくる3~5歳くらいのときにテトラサイクリンという抗生剤を服用したために付いてしまっ
た濃い色はホワイトニングでも効果があまり出ないことがあります。

● 歯をよく磨かない人
ホワイトニング後の白さを保つにはお手入れが大切です。歯を毎日磨かず、汚れが残ってい
ても気にしないような人はホワイトニングに向きません。

● 身的な疾患がある人
疾患の中にはホワイトニングをしてはいけない場合があります。詳しいことはかかりつけのお
医者さんに相談するかサロンスタッフまでお問い合わせください。

● 歯軋り
歯軋りにより歯が磨り減ってしまっている場合はその部分にはお薬を塗ることが出来ません。
また、歯軋りがある場合はホームホワイトニングにも注意が必要な場合があります。詳しくはプ
ロに相談してみてください。

● 神経がない歯
神経をとってしまうと徐々に色が濃くなってきます。この着色はほとんどが内側からのものです
ので通常のホワイトニングではなく歯の内側から行うホワイトニングのほうが効果があります。



クリーニングとの違い
歯のクリーニングとは歯の表面についた色素(ステイン)を磨いて落とし元の歯の色に戻
すことです。

 歯を白くして欲しいと思っている人の中にはヤニや茶渋などの色素で歯が黄色くなっ
ていることがあり、歯のクリーニングだけでもかなり白くなった例もあります。現在日本で歯のク
リーニングを定期的に行なっている人は15%程度といわれています。もし1年以内に歯のクリ
ーニングを受けていなかったらまずは試してみるとよいかもしれません。ホワイトニングをする
にもこのクリーニングは必要です。歯の表面に汚れや色素がついているとホワイトニング剤の
成分がこの''汚れ''に吸収されてしまい効果が半減してしまいます。歯を白くする第一歩は''歯
のクリーニング
''なのです。

プロの究極の歯磨き方をお教えします。

1.ヤニ取り用の歯磨きを使って表面の色素を取ります。
                               
2.いわゆる「歯を白くする」と表示された歯磨きを使って磨きます。
  (1でできた傷を細かくします)

3.知覚過敏用の歯磨きを使用します。
  (歯の表面をつるつるに仕上げます)
                          
4.液体歯磨きを使用することをお勧めします。
※1と2はできれば同日に行なうほうがいいです。
※なるべく早い時期に3をし、できれば4を行なうと良いですよ。

液体歯磨きには研磨剤が配合されていませんので歯を傷つけることがありません。
この3か4を毎 日の歯磨きに 使用していただきたいのです。
但し、4には研磨剤がまったく含まれていませんので、4だけを毎日使用していると表面 に色素が付いてきます。
ただこの色素は傷の中に入り込んでしまった取れにくい色素ではなく、つるつるの表面に付い た色素ですので、
2の歯磨きを1~2回使用することによってすぐに取り除くことができます。
この方法を行なっていれば 1の歯磨きはほとんど使わなくても良いはずですが、
色素が付いているのではないかと心配な人は月1回くらいの頻度 で使用してください。
※但し、1をしたらまた2~4と順に行なってください 。

使用する歯ブラシですが1、2番は毛が硬く、毛の長さが短いもの3,4番はオーソドックスな歯ブラシでいいでしょ う。
ブラシはできれば1~4まで専用のものを作って使用してください。なぜなら研磨剤がブラシの先も削ってしまうので
1番に使用した歯ブラシを毎日使用すると、それだけでも歯や歯肉に傷をつけてしまうことがあるのです。
以上がプロの クリーニング法を取り入れた究極の歯磨き法です。
これを実践することにより歯に対するダメージを最小限にして歯を 白く保つことができます。

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